子宝カウンセリング
★「卵子」に良いこと・・・していますか?
現代社会では体を冷やす生活や食事が習慣化しています。
体を冷やすとホルモンバランスが悪くなり、妊娠するための体の準備もできにくくなります。
妊娠するためには温める体づくりをしましょう。
出典:kids.wanpug.com
●卵胞について
卵巣の中にある卵子は一つ一つ卵胞の中に存在します。
卵子は顆粒膜細胞に囲まれていて、その外側を更に來膜細胞に包まれ卵胞を形成します。
卵の中には色々はステージの卵胞が存在し、成熟していきます。
成熟した卵胞の中に成熟した卵子ができます。
未成熟の卵胞から卵子を採っても、その卵子は未熟ゆえに受精できません。
従って排卵直前の卵胞である成熟卵胞から卵子を採ることが通常の体外受精では必要になります。
小さな卵胞から卵子を採っても未熟な卵子ですから、受精できず妊娠には至りません。
一次卵胞から胞状卵胞にいたる間で急激にサイズが大きくなります。
この間に将来の急遠に進行する卵子の成熟(核の成熟、細胞質の成熟)に備えて、
核も細胞質も成熟の準備をするためです。
●卵子の成長は180日かかるんです!?
良質な卵子が出来るまでに最低90日かかります。
ですが排卵日にはすでに3周期後の卵包が成長を始めているのです
すなわち、90日x3周期(180日)後の卵子がいま育っているのです。
★ホルモンバランスと基礎体温
健康な女性の身体には一定の周期で月経と排卵があり、 さまざまなホルモンによって調節されています。
月経のころに脳下垂体から卵胞刺激ホルモンが出て卵巣を刺激して卵子の成熟をさせます。
この成熟を始めた卵子から血液中にエストロゲンというホルモンが分泌されると 卵胞刺激ホルモンの放出が止まります。
成熟する卵子は1個だけになり、約2週間かけて排卵に向かいます。
排卵が起きた後、卵巣に残る細胞は黄体と呼ばれる状態になり、 ここから黄体ホルモンが出ます。
黄体ホルモンは子宮の内膜を厚く充実させて、 受精卵を迎える準備を始めます。
卵子が受精しなければ、黄体ホルモンの放出は止まります。
必要なくなった子宮内膜がはがれ落ち、排卵から約2週間後に次の月経が始まります。
これが妊娠していない場合の、女性の体の周期です。
このサイクル変化を見る指標となるのが基礎体温表で、排卵時期や内膜の状態がわかります。
★低温期
高温期が約2週間ほど続いて、そのあと体温が下がり始めたら、生理がそろそろ始まる状態。
このあたりから生理~半月くらい、排卵が始まるまでを低温期といいます。
何度以下が低温期というのはなく、基礎体温の変化から判断します。
★排 卵
低温期が続いた後、体温が下がった時が排卵日と言われていますが、体温の低下がはっきりしない場合もあります。
体温が上がりかけて1~2日目が排卵という人も多く、「体温が下がらない」=「排卵がない」とは限りません。
★高温期
排卵後、受精卵を迎える準備をするためには黄体ホルモンが出て、その働きに伴って体温は上昇し始めます。
この状態が高温期で約2週間ほど続きます。
排卵後に受精がなければ黄体ホルモンは止まり、必要のなくなった子宮内膜がはがれ落ち、生理が始まります。
★卵子と卵胞について
排卵する卵子は選ばれています。
1個の卵子が排卵されるのに・・・
20歳台では約1000個
30歳台では約500個
35歳台では約100個
40歳台では約10個の選択されうる卵子から選ばれているのです。
残りは閉鎖卵胞となって消えてなくなってしまいます。
また、胞状卵胞から排卵のサイクルに入った顆粒膜細胞はエストロゲンを作り出します。
エストロゲンは血流にのって子宮に運ばれて、子宮内膜を厚くしてくれます。
妊娠しやすいしやすい身体づくりには、卵子の「質」をよくしてあげることが大切です。
毎日の生活習慣によって卵子は成長し、一つの卵子が排卵するまでに90日以上の時間がかかっているのです。
すわなち、普段の何気ない生活が卵子の「質」に影響しているのです。
毎日の生活習慣によって卵子は成長し、一つの卵子が排卵するまでに90日以上の時間がかかっているのです。
★子宮内膜症とは・・・
「子宮内膜症」・・・女性なら一度は目に、耳にしたことがあると思います。
「子宮内膜症」とは、子宮内膜あるいはそれと似た組織が子宮内腔以外の部位に発生し、
女性ホルモン(エストロゲン)の刺激を受けて内膜を増殖させてしまう疾患です。
子宮内膜症の大部分は骨盤内に発生し、月経時に子宮内膜と同じようにはがれて出血します。
卵巣内で増殖すると、卵巣にチョコレート状になった古い血液がたまって大きくふくれ、いわゆるチョコレート嚢胞(のうほう)を形成します。
子宮内膜症は生殖年齢にある女性の10~15%に存在するといわれています。
とくに最近発症する人が増加しているといわれています。
これは腹腔鏡検査が進み診断能力が向上して病気が見つかるようになっていること、
初婚年齢・初産年齢が上がっていること、出産回数の減少などが指摘されています。
出典:www.jsog.or.jp
★原因は?
子宮内膜移植説と体腔上皮化生説(たいくうじょうひかせいせつ)の2つが有力だといわれています。
子宮内膜移植説は、卵管を経て逆流した月経血中にある子宮内膜細胞が腹腔内に到達し、腹腔面に生着するという説です。
ただし、この説では、なぜすべての女性に子宮内膜症が発症しないのかという疑問が残ります。
一方、体腔上皮化生説は、腹膜がエストロゲンや月経血の刺激を受けて、子宮内膜組織のように変化して子宮内膜症が発生するというものです。
子宮内膜症の発症メカニズムを一元的に説明することはとても困難であり、現時点では、子宮内膜移植と体腔上皮化生のいずれもが重要であると考えられています。
★症状は?
主な自覚症状としては疼痛と不妊があります。
全国調査によると、日本では子宮内膜症女性の約90%が月経困難症(げっけいこんなんしょう)を訴えています。
月経時以外の下腹部痛は約50%、性交時痛・排便痛は約30%にみられます。
病気の進行度と疼痛の程度とは、一般に関連は少ないとされています。
妊娠しても残念なことに流産してしまうこともあります。
この原因として、母体側と胎児側が考えられます。
新生児における染色体異常児の割合
さらに、これは各染色体異常が妊娠過程においてどのような予後を取るかを予測したものです。
こちらの論文より
<http://www.fertstert.org/article/S0015-0282(13)02811-2/fulltext> Diminished effect of maternal age on implantation after preimplantation genetic diagnosis with array comparative genomic hybridization
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